なすべき道を実行するのみ

「夜中に目を閉じて静かに今の世の中の有様を思うと、
ああ、これからどのようになっていくのだろうか。

取るにたりない女が大そうなことを思っていても、
それはアリやミミズが天下のことを論ずるようなもので、
己を知らないこと甚だしいと言われそうだが、
それでも同じ天の下に住んでいる者なら、
風雨雷電は誰の身にも降りかかってこよう。

国の一隅に生まれ、
一隅に育って、
天皇陛下の恩恵に浴するのは、
政治家や軍人にも少しも劣るものではない。

日々脅威が迫りくる我が国の有様を、
川を隔てて火を見るように安閑として座視しておれようか。

世界においては、
鋭い鷲の爪のごとき、
獅子の牙のごとき欧米列強の脅威がある。

インドやエジプトがそれらの爪や牙によって侵略を受け、
植民地にされたという前例を聞いても、
身体や魂が震えるが、

たとえ物好きな者よと人々から言われても、
この時代に生まれた者として、
何もせずに一生を終えるということはしたくないものだ。

なすべき道を実行するのみ。

わずかばかりでも人としての心を備えた者が、
我が身一代の情熱をすべてこれに注ぎこみ、

死生を厭わず、天地の法にしたがって働こうとするとき、
立派な人もそうでない人も、
男も女も、何の区別があろうか。

笑う者は笑え。

悪口を言う者は言え。

私の心は、すでに天地と一体になっている。

私の志は国家の大本にある。

私の屍が野外に捨てられ、
やせ犬の餌食になってもよい。

努めても褒章を求めず、

苦労して報いを望まなければ、

私に心は前後左右広々としている。」

http://blogs.yahoo.co.jp/bonbori098 より以上転載


無題 (15)



樋口一葉
21歳の時に綴った日記



この日記を一葉が綴った数か月後、
日清戦争が始まりました。



いつの時代にも

一葉と同じく

まっすぐな眼(まなこ)で

自分が生きる場所である
日本を みて、

自分が生きる場所である
日本が 続く事を願い

それ故に
色々な事を
学び、
考え、
感じ、
想っていた人がいるのだと

私は思います。


自分が生きる場所に無関心

されど
当たり前と思っている日々の生活の土台である
「国」は、
続かせよう、
繋げようという意志無くしては
成り立たないのです。

そんな事に気が付いた時が
無関心からの脱却のスタートとなり、
様々な問題に気が付き
より良い方向に変えるスタートにもなると私は思います。




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